ワークショップ


「私たちが人間性心理学会の大会で出会いたい事って何かな」

「どのようなワークショップだったら楽しいかな」

私たちが興味を持てるワークショップを考えました。

そして人間性心理学の多様性を可能にするような

ワークショップがご用意できたと思います。

多くの方がこのワークショップを通して、

新たな人間性心理学の可能性と出会えて頂けたらと思います。

第35回大会準備委員会責任者 三國 牧子

  1. 日 時: 2016年8 月27日(土)10:30 〜16:30(12:30 〜13:30は休憩時間)
    ※コース1のみ、8 月26日(金)、27日(土)10:30 〜16:30の2 日間

  1. 場 所: 九州産業大学(福岡県福岡市東区松香台2-3-1)

  1. 参加費: 正会員・準会員      8,000円

臨時会員(非会員)  9,000円

学生           4,000円

※コース1のみ

正会員・準会員      15,000円

臨時会員(非会員)17,000円

学生           7,000円

  1. 昼 食:  食堂・売店は夏休みのため、休業しております。各自ご用意いただくか、周辺の飲食店をご利用ください。なお、お弁当の予約(飲み物付1,000円/個)も可能です。

  1. 申 込:  ワークショップは全部で8 コースです。
    同封の郵便払込取扱票に、希望するコースを第3 希望まで記入し、参加費をご納入ください。
    受講コースは先着順に決定させていただきます。第1 希望のコースが申し込み多数の場合、第2 ・第3 希望のコースになる場合もありますので、予めご了承ください。

※予約参加の方は、事前に郵送するワークショップ参加証を必ずお持ちいただくようお願いいたします。

コースの内容と講師紹介

ワークショップ案内(PDF)からもご確認いただけます。

  • コース1

2日間にわたる楽しいエンカウンター・グループ

野島 一彦・山本 洋子

【内容】

 本学会のワークショップとしてはめずらしい2日間にわたるエンカウンター・グループを行います。全国各地から集まってくる参加者が一堂に会して、話したいこと・話せることを語り合うことを通して、楽しく新たな(あるいは改めての)自己理解、他者理解、自己と他者との深くて親密な関係の形成ができればと思います。ファシリテーターは、三直(自分に正直、率直に語る、素直に聴く)を大事にしています。

* 8月26日(金):10:30 〜16:30 / 27日(土):10:30 〜16:30
* コース1 のみ、2 日間のため参加費が異なります。

【講師紹介】

野島一彦:跡見学園女子大学教授、臨床心理士、日本集団精神療法学会認定スーパーバイザー、著書は『エンカウンター・グループのファシ
リテーション』(ナカニシヤ出版)、『力動的集団精神療法―精神科慢性疾患へのアプローチ』(金剛出版)等。

山本洋子:東京家政大学保健センター事務長、臨床心理士、日本カウンセリング学会認定スーパーバイザー、著書(いずれも分担執筆)『こ
ころの発達援助―学生相談の事例から』(ほんの森出版)、『人間性心理学ハンドブック』(創元社)。

【定員・参加条件等】 30名

  • コース2

精神分析的アプローチによるインテーク面接の進め方
-共感的理解を中心として-

浦田 英範

【内容】

 私は心理療法とはこころのケアを行うことでこころの自己治癒力を回復させることだと考えている。インテーク面接では、見知らぬ者(クライエントとセラピスト)同士の出会いから始まり、お互いの信頼関係を築いて行くことを重視しながら、アセスメントのための情報収集をも兼ねている。このプロセスのキーワードは、「共感的理解」であると考えている。

 この共感的理解がその後の心理療法の行方を左右すると言っても過言ではないと考える。今回のワークショップでは、共感的理解を行いながらどのようにアセスメントを行うのか、基礎から説明し実践を通して考えてみたいと思う。

【講師紹介】

中京大学大学院文学研究科修士課程心理学専攻修了、久留米大学大学院心理学研究科後期博士課程単位取得後退学、現在、筑紫女学園大学人間科学部人間科学科教授、九州産業大学国際文化学部臨床心理学科非常勤講師、同大学院国際文化研究科国際文化専攻博士前期
課程非常勤講師
著書;(編者)『危機への心理支援学』(2010年6月遠見書房)、(共著)『学校コミュニティへの緊急支援の手引き』(2005年4月金剛出版)、
(共著)「スクールカウンセリング-繋がることと繋げること-」(2004年5月川谷大治編、『現代のエスプリ 自傷-リストカットを中心に-』至文堂)

【定員・参加条件等】特になし

  • コース3

役割交換書簡法を通して内なる多様な声を表現・尊重する

金子 周平

【内容】

 役割交換書簡法は、日本の矯正教育の領域(人吉農芸学院)で1983年頃に生まれた技法で、別名ロールレタリングとも呼ばれます。ワークショップではこの技法について学び、体験の共有やディスカッションをしていきます。この技法の基本的な構造は、次の通りです。自分からある人物などに宛てて手紙を書き、次にはその相手になりきって(役割交換をして)自分への手紙を書くというものです。この基本的な枠組みを中心としますが、実際には多様なヴァリエーションを持つ技法です。どの技法にも共通するように、安定した関係のなかでは効果的に使われますし、使い方によっては混乱や傷つき、不快感を招くこともあります。

 この技法のエッセンスは、抑えてきた思いを表現すること、現実には伝えられない思いを伝えること、内在化された他者になりきる(他者を生きる)こと、表現や役割交換による気づきを振り返ることなどが挙げられます。そして、自分の中に発見できる複数の内なる声、感情や価値観に気づき、それぞれを尊重すること、内面の葛藤を扱っていく作業を行っていきます。
当日は、この技法のルーツ、適用対象、留意点などを紹介していく予定です。また「なぜ手紙なのか?」、「なぜ役割交換をするのか?」などの疑問について一つの考えを提示しますので、それらについてディスカッションをしていただきたいと思っています。また、短めの役割交換書簡法の体験を通して、技法についての理解を深めていきたいと思います。

【講師紹介】

山口県出身。2007年、九州大学大学院人間環境学府人間共生システム専攻心理臨床学コース博士後期課程単位取得後退学(2009年に博士(心理学)取得)。2007年、九州大学心理教育相談室主任。2008年、鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座講師(http://www.shuhei-kaneko.com)。日本人間性心理学会理事。役割交換書簡法・ロールレタリング学会設立準備委員長(http://jarl-rrlw.jimdo.com)。研究テーマや関心のある領域は、役割交換書簡法(ロールレタリング)、エンカウンター・グループ、ヒューマニスティックアプローチにおける指示と非指示、共感。

【定員・参加条件等】

15名程度。責任を持ってご自身の体験ができる方。参加者それぞれの体験や考えを尊重できる方。

  • コース4

カウンセリング実践の土台となるもの:レクチャーと実習

吉良 安之

【内容】

 私は体験過程療法を学び、フォーカシングの実践を積みながら、主に学生相談の領域でカウンセリングの仕事を行ってきました。体感を通じてクライエントの感じていることを受けとめ、追体験しようとするなかで、カウンセラーの内面にさまざまな「感じ」が生じます。それに注意を向けながらクライエントに関わることで、クライエントの体験のプロセスが進むことを目指しています。クライエントが自らの体験にそっと触れていけるような場をつくり出すアプローチと言えるかもしれません。このワークショップでは、カウンセリングを行ううえでの土台となるものについて、レクチャーと実習を通じて考えていきたいと思います。フォーカシングの感じ方を基盤にしたカウンセリングの実際が中心になります。

【講師紹介】

九州大学大学院を修了後、大学病院の精神科に勤務、その後は九州大学にて長く学生相談の仕事をしています。今回のワークショップは、拙著『カウンセリング実践の土台づくり』(岩崎学術出版社)と関連したものになるでしょう。また、『セラピスト・フォーカシング』(同上)も参考になります。

【定員・参加条件等】

参加条件は、カウンセリング経験またはその実習経験のある方とします。参加人数は30人程度まで。参加される方はクレヨン(12色程度でよい)1箱を持参して下さい。

  • コース5

「関係」からみた発達障碍の理解

小林 隆児

【内容】

 これまで発達障碍は生得的な脳機能障碍を基盤にもつものと考えられ、もっぱら器質因をもとに理解され、治療も組み立てられてきた。その象徴的な考え方が障碍特性とそれに基づく治療教育と指導法である。このような考え方の根拠となっているのが様々な脳障碍を示す知見であるが、果たしてそれが発達障碍という病像を生む原因として説明できるのであろうか。この問題を解明する上でぜひともわれわれ臨床家が取り組まねばならない課題の一つが、乳幼児期早期の親子関係の問題の内実の把握である。対人関係障碍として確認される発達障碍の基本となる障碍とは何かを明らかにするためである。

 発達障碍は「発達」の「障碍」であることから「発達」という視点が不可欠であるが、乳幼児期早期に子どもの発達の様相を把握するためには、親子を一組として観察することが不可欠である。このような当然のことがこと発達障碍研究においては全く考慮されず、未だに乳児期でさえ子どもを観察対象とするばかりである。

 私は長年母子ユニットという臨床の場で、発達障碍を「関係」の視点から観察し治療してきたが、2年前にやっとその研究成果を公に発表することができた(『「関係」からみる乳幼児期の自閉症スペクトラム』(ミネルヴァ書房、2014)。本ワークショップでは本書で取り上げた1歳から5歳までの55例の中から特に代表的な事例を取り上げながら、発達障碍を疑われる事例の乳幼児期に親子の間でどのようなことが起こっているか、そこで子どもは何を体験しているのか、さらにはその体験がその後の生涯発達過程にいかなる影響を及ぼすかを議論してみたい。

 取り上げる録画ビデオはすべてアタッチメント研究でよく用いられる新奇場面法(SSP)での観察記録である。参加者は実際のビデオを観察することによって、「関係」を見ることとはどのようなことかを体感するとともに、「関係」を見ることによってこれまでの臨床体験がどのように変容するかをも実感することを期待している。

【講師紹介】

1949年鳥取県生まれ。児童精神科医、医学博士、日本乳幼児医学・心理学会理事長。九州大学医学部卒業。福岡大学医学部精神医学教室入局後、大分大学、東海大学、大正大学を経て、現在、西南学院大学人間学部教授、2016年4月より同大学大学院臨床心理学専攻教授を併任予定。乳幼児体験がこころの臨床に及ぼす影響を探究しつつ、従来の発達障碍を初めとする精神疾患理解の脱構築に取り組んでいる。
著書に『自閉症の発達精神病理と治療』『自閉症と行動障害』『自閉症とこころの臨床(共著)』『自閉症のこころをみつめる』(以上、岩崎学術出版社)、『自閉症の関係障害臨床』『自閉症とことばの成り立ち』『「関係」からみる乳幼児期の自閉症スペクトラム』(以上、ミネルヴァ書房)、『自閉症の関係発達臨床(共編)』『発達障害と感覚・知覚の世界(共著)』(以上、日本評論社)、『よくわかる自閉症』(法研)、『関係からみた発達障碍』(金剛出版)、『子どものこころを見つめて(小倉清・村田豊久対談、聞き手小林隆児)』『「甘え」とアタッチメント(共編)』(以上、遠見書房)、『甘えたくても甘えられない』(河出書房新社)など。昨年5月に『あまのじゃくと精神療法』(弘文堂)、9月に『人間科学におけるエヴィデンスとは何か(西研との共編著)』(新曜社)と『こころの原点を見つめて(小倉清との共著)』(遠見書房)を上梓した。

【定員】人数は限定しない。ただし、参加者には供覧ビデオを観察した感想の発言及び討論への参加をお願いすることがあるので、指名された場合は積極的に参加してほしい。

【参加条件等】

特にないが、ビデオを供覧するので、職務上守秘義務を担っている者に限定する。

  • コース6

心をつなぐ(接着する)ボンドアート

冨永 ボンド

【内容】

 木工用ボンドで画を描く画家「冨永ボンド」独自の画法「ボンドアート」の体験ワークショップです。A5 ~ A4サイズの板に多彩なペンキで自由に色を塗ったあと、黒に染めた木工用ボンドで色と色の間を縁取ります。すると、まるでステンドグラスのような立体的で光沢のある独特な絵肌が完成。失敗が少なく自由度の高い世界でただひとつのボンドアート(登録商標)は、セラピーとして医療福祉の分野(重度認知症・精神障がい・発達障がい・自閉症などの病院や福祉施設)でも活かされており多くのメディアでも取り上げられている新しいアートセラピーです。

 また、福祉大学教授や大学アートセラピーサークルと連携したボンドアートと脳の関係性についての研究活動や、ボンドアート体験者のアンケート集計に基づく論文の制作も進められています。


T11705188_881816818534018_5844642058463135758_nTimage_03Tsakuhin_01冨永ボンド先生写真

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【講師紹介】

冨永ボンド(アーティスト):木工用ボンドを使って描く画家。創作テーマ「つなぐ(接着する)」に基づき、即興絵画パフォーマンスや大型商業施設の壁画創作、医療とアートをつなぐアートセラピーなど幅広い分野で活躍中。画のモチーフは“人間”。黒い立体的なラインが特徴の通称「ボンドアート」と呼ばれる独自の画法は、2014年ニューヨークで開催された世界最大級のアートフェス「ART EXPONEW YORK 2014」でも評価され、SOHOのギャラリーとアーティスト契約を交わした。2016年にはパリのアートフェスに単独ブース出展予定。医療の分野では、認知症・精神障がい・発達障がい・知的障がい・自閉症等の就労支援施設やグループホームに出張して行う独自の「ボンドアートセラピー体験会」の開催や「脳とアートについての研究」などに取り組み、アートと医療のつなぐことで生まれる生活の豊かさや、アートをつくる“作業”の楽しみや大切さを追求している。夢は、世界一影響力のある画家になって医療や福祉の分野を支援すること。

【定員・参加条件等】15名。材料費1,000円/ 1人

  • コース7

質的研究法入門−生きた実践研究を作る−

森岡 正芳・安田 裕子

【内容】

 質的研究法は、まだよく知られていない事象や個人の体験の特徴を探索的にとらえるときに、有効性を発揮する研究法である。この方法によって、仮説を導き出すに至るまでのプロセスを研究として提示できる。その意味では人間性心理学では、なじみやすい研究法である。

 このワークショップでは、質的研究法の基本的な考え方と方法、手順について、具体的な資料をもとに、実習を交えながら進める。また次のような話題を織り込みながらワークショップを進めたい。質的研究法の最近の展開として、当事者の視点を研究の中にどのように入れていくかということについて、ナラティヴ実践研究の話題を紹介してみたい。人間の発達と人生径路の多様性と複線性を、過程と発生に着目し文化的・社会的諸力とともに捉えるための質的研究の方法論「複線径路等至性アプローチ」(Trajectory Equifinality Approach: TEA)やジェンドリンがTAE(thinking at the edge)の視点から提示している質的研究法との接点なども話題にしたい。

参考書 能智正博『臨床心理学をまなぶ6 質的研究法』 東京大学出版会
安田裕子ほか編『TEA実践編( ワードマップ)』 新曜社
森岡正芳編著『臨床ナラティヴアプローチ』ミネルヴァ書房

【講師紹介】

森岡正芳:神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。博士(教育学)。臨床心理士。ナラティヴや対話的自己という視点からトラウマのケア、心身相関、病と障害、文化と癒しの問題に取り組んでいる。 著書『臨床ナラティヴアプローチ』(ミネルヴァ書房2015編著)『揺れる たましいの深層』(創元社2012共編著) 『語りと騙りの間』(ナカニシヤ出版2009共編著)『うつし 臨床の詩学』(みすず書房 2005)ほか。

安田裕子:立命館大学文学部人文学科心理学域准教授。博士(教育学)。臨床心理士。ライフサイクルにおける危機と回復をテーマに、生殖の危機に直面した女性の経験と選択、語る自己の時間的変容、過程と発生をとらえる質的研究法(TEA)の開発などに取り組んでいる。著書『ワードマップTEA 理論編―複線径路等至性アプローチの基礎を学ぶ』『ワードマップTEA 実践編―複線径路等至性アプローチを活用する』(新曜社 2015 共編著)『不妊治療者の人生選択―ライフストーリーを捉えるナラティヴ・アプローチ』(新曜社 2012)『TEMでわかる人生の径路―質的研究の新展開』(誠信書房 2012 共編著)ほか。

【定員・参加条件等】40名

  • コース8

「性の多様性」を身近に感じ・考え・表現する

吉川 麻衣子

【内容】

 昨今、LGBTをはじめとする“性的マイノリティ”を巡る社会的潮流が起きています。2015年には、東京都渋谷区・世田谷区でパートナーシップ証明書が発行されるようになり、アメリカの連邦最高裁では同性婚が認められる判決が出されるなど、多様な性のあり方に対する様々な意見が交わされる社会になりつつあります。

 皆様は、性に関する自分自身の考えや想いを表現したことがありますか?例えば、心理臨床の場面でクライエントが性に関することを話題にした際、疑問や戸惑いが自分の中に湧いてくることはありませんか?または、“性的マイノリティ”の話題が身近ではなく、これまで一度も接したことがないという方もおられるでしょうし、性に関する想いや考えは気軽には語れないと思っている方もおられるでしょう。

 

 そこで、今回のワークショップ「性の多様性を身近に感じ・考え・表現する」を企画いたしました。主な内容は、ゲストとして参加していただく20代のトランスジェンダーの“当事者”を交えた語り合いです。彼らの生の声を聴かせてもらいながら、「多様性―Diversity」の視点から性について考え、参加者とともに語り合う時間を創っていきたいと思っています。なお、このワークショップは、“性的マイノリティ”の心理的支援・心理臨床について確固たる示唆をお伝えできるようなものではありませんので、その点はどうか過大に期待なさらないでください。

【講師紹介】

沖縄大学人文学部福祉文化学科准教授。臨床心理士。九州産業大学大学院国際文化研究科博士課程一期生。2011年に生まれ故郷の沖縄へ戻り、臨床・教育に勤しんまいりました。研究は「沖縄戦体験者」をテーマにした地域臨床。沖縄戦が人びとにもたらした心理的影響に関する調査研究、戦争体験を語らう場を沖縄のおじぃ・おばぁと共に地域で創っていく実践研究などに専念してきました。性の多様性に関心を持つようになったのは4年ほど前。性別に違和感を持った若者が自らこの世を去ったことがきっかけでした。以来、大学でこのテーマを扱う授業実践を試みてきましたが、未だ納得のいく授業が創れずにいます。とても奥が深く、慎重にならなければならない面を多く含んだ領域だと痛感しています。幸いなことに、私の研究室には性に関する迷いや疑問を持った学生がよく訪れるので、あれこれ教えて頂きながら学びの歩を進めている途上です。そうして彼らの想いを聴き受ける中、私は彼らにとても惹かれていきました。様々な苦悩を抱えながらも「自分らしく生きていきたい」と願う彼らの姿は、「人は一人ひとり違っていること、その違いを互いが認め合えることの大切さ」を物語っているように映り、その生き方は、ある意味、人間性心理学の根幹を貫こうとしているのではないかと私は感じています。

主な著書は、『心理臨床の学び方―鉱脈を探す、体験を深める』(村山正治監修、井出智博・吉川麻衣子編、2015年、創元社)、『サポートグループの実践と展開』(高松里編、第9章担当、2009年、金剛出版)など。性の多様性に関しては、「教職科目『教育相談の理論と方法』における『多様な性』に関する授業実践―性への確かな理解とDiversityの視点―」(教職実践研究、2015年)、「『性の多様性―当事者が語る生きづらさのその先へ―』授業実践を通して見えてきたこと」(沖縄大学人文学部紀要、2016年)。

【定員・参加条件等】35名程度。参加型のワークショップですので、そのお心積もりで